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合法的強盗

 2011-09-23
昨日の幸福実現TVに出演された、千葉商科大学大学院教授の吉田寛先生が紹介したフレーズが、ネット上でかなり散見されましたので、ここでも紹介します。


「必要以上の税金を集めるのは、合法的強盗である」
米30代大統領

私は、日本税制改革協議会(JTR)の会合に数度参加しているので、この言葉は知っていました。初めて聞く方は、立場の違いによって捕らえ方が違うことだと推察します。

増税派にとっては耳の痛い言葉でしょう。民主党税調では、復興税の獲得に躍起になっていますので、特に耳がいたいのではないでしょうか。また、増税を徹底的に煽る財務省もしかりです。更に言えば、財務省の見解を丸呑みしている主要マスコミにおいても同じです。

一方、減税派にはまさに正鵠を得た言葉に感じるでしょう。減税派は誠に少数派であり、主要政党にはありません。中には、一部の議員がいるくらいでしょう。政党として、減税を主張しているのは幸福実現党とみんなの党くらいでしょう。

ノーベル経済学受賞者で、徹底した自由主義を主張したハイエクは、国民が許容する税負担は25%だということを述べています。現代風にアレンジすれば、国民負担率のことを指すかと思われます。国民所得に占める租税負担と社会保障負担率の割合を示す指標ですが、日本はOECD30カ国の中で24番目に低い38.6%です。これは低い部類に入るのですが、欧米に比べて間接税の比率が高いことも影響しており、鵜呑みにできません。


政府による課税権は、略奪に当たるという解説の一つとして説明されたものですが、これは重要な論点だと思います。増税が行われる時は、決まって選挙がないときです。国民の承諾がないまま国会で増税が決定することは日常茶飯事と言ってもよいでしょう。ただ、現在の日本は国民が「増税やむなし」という風潮がでていますので、政府やマスコミは増税を煽っています。そうであれば、選挙の際に堂々と増税を公約にして戦うことが最低限の義務でしょう。選挙のときは増税をぼやかして、当選してしまえば平気で増税をしようとする。これでは、全く誠実さがありません。

現時点では国税と地方税を合わせれば50種類程度存在していることを忘れてはなりません。
これだけの税金が本当に必要なのか。また、税金は有効に利用されているのか。子供にツケをつくってきたのは、実は政府であって、その負担を国民に押し付けるのは、まさに私有財産の略奪だと言えないのか。とまあ、このような議論が成り立つわけです。

北欧のスウェーデンやデンマークは、福祉国家として有名です。民主党が想定するモデルが、北欧にあることも赤らかです。ただ、民主党は北欧モデルを、増税するために都合のよい部分だけ取り入れようとしています。先ほど紹介した国民負担率をみれば、北欧諸国は60%以上を占めています。実に高い比率です。但し、近年はこの比率が下がっているのです。スウェーデンでは、とうとう60%をきりました。代わりに、徹底した競争政策を導入しています。つぶれる企業の救済はしません。また、経済活性化のために減税まで検討しています。

もう一つ、北欧モデルで見逃されている点があります。それは、国民が政府に対する一定の信頼を持っているということ。その分、かなり政治家は厳しい監視の目があるのですが、国民から高い税金や社会保障を徴収している以上、当然の義務だというコンセンサスがあると考えられます。

翻って、日本はどうでしょうか。誰が政府を信用しているでしょうか。旧社保庁の年金疑惑事件にみられるように、公金である税金や保険料を杜撰に管理していることが発覚している政府を、そう簡単に信用するわけにはいきません。どこに何を使うか分からない政府に、誰が安心して税金を払うのでしょうか。


国民負担率が低いことを理由に増税を煽ることは短絡的過ぎます。北欧と日本では、福祉に対する考え方や制度が違うわけですから、慎重な議論をするべきです。ましてや、人口規模の違いは明白であり、これだけ多数の国民の負担を政府が面倒を見ることは不可能に近いと言っても過言ではありません。

こうした詳細な議論をすることなく、「負担を分かち合う」という名のもとに増税をかけてくるのは、合法的強盗だと言えましょう。

それにしても、クーリッジ大統領はうまいことをいったものです。
現在の増税派に聞かせてあげたいものです。

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