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李登輝さん

 2009-11-27

先日、知り合いから紹介されて前台湾総統の李登輝さんを支える「日本李登輝友の会」に入会しました。個人的に台湾に知人がいるわけではありません。李登輝さんの著書や発言、日本への思いなどを総括すれば、日本は台湾との関係を大事にするべきだと分かったからです。

現在、台湾は中国との関係で微妙な位置にいます。馬英九総統は外省人でもともと漢民族です。大陸寄りの政策を打ち出しており、北京政府とべったりの姿勢を示しています。つまり、中台統一に向けて大きく前進したということです。これは、台湾人にとって決っして幸福ではないと思えます。1997年に中国に返還された香港は、今でもアジアでもトップクラスの国際金融市場ですが、北京政府からの規制も多く、反北京政府への言論は実質上統制されています。自由主義のモデルであった香港が統制経済下に入ったということです。かなりの自由はまだ保障されていますが、投資家や一部の資産家は海外へ移住したと言われています。同じことが台湾にも起こります。

実は、台湾は歴史上一度も中国の領土になったことはありません。これは、台湾人評論家の黄文雄氏や評論家の岡崎久彦氏が指摘していることです。日本が植民地にしていたことは周知の事実ですが、台北大学の創設や水道、ガス、港湾などのインフラ整備によって台湾は飛躍的に発展しました。国民との蒋介石は、当初台湾を「化外の地」として無視していたくらいです。以後、蒋介石が台湾に逃亡していますが、彼は徹底した反日政策を行い、白色テロを断行しました。これは台湾人の間でも良く知られた事実です。蒋介石は、親日だと指摘する識者がいますが、とんでもない間違いです。彼のおかけで日台関係の基礎は大きく崩れたのです。それをカバーしたのが李登輝さんです。

李登輝前総統は、もともと日本人として京都大学で研究をしていた時期もあり日本語も達者です。日台交流が実現しているのは、氏の存在が極めて大きいと思われます。台湾の独立を主張し続け、台湾の国際舞台復帰にかけた人生は、波乱万丈でありました。氏の政治人生から、私は多大な感銘を受けたのは言うまでもありません。氏は今でも日本の未来をご心配されています。10月には来日し、講演活動をされました。坂本竜馬の話を使って日本の外交政策を批判しています。そして、インフレターゲットを主張してデフレの脱却まで提言しています。どこまでも日本を愛しておられます。

ただ、残念ながら日本では台湾に関する知識は限られています。旅行関係で台湾に行かれる方は多いと思いますが、なぜ台湾が親日なのかを説明できる人はいないでしょう。現在、台湾人の年配の方は「トーサン」世代といって日本語がしゃべれます。しかし、この世代が少なくなってきているのです。さらに悪いことに、台湾では反日教育が行われています。中国の影響が強くなっており、反日教育に歯止めが利かなくなっています。これは由々しき事態です。現在は親日ですが、放っておいたら反日国家がまた一つ増えることになります。これは外交上の損失です。

私は、日台関係を大事にするべきだと考えています。中台統一には反対です。台湾人は統一を望んでいません。台湾問題は日本問題としてとらえるべきです(岡崎久彦氏も同様の主張をされている)。日本人は沖縄も含めて領土の問題や外交を知るべきだというのが私の持論です。もし、基礎的な知識を知りたい方は、小林よしのりさんの漫画『台湾論』をお勧めします。李登輝さんのことも詳しく書かれていますし、日本人が台湾を考える上で最も分かりやすい参考書だと思います。

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