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津波に強かった鉄筋コンクリート

 2011-04-25
一昨年の民主党への政権交代が起きて、すぐに出てきたのが「コンクリートから人へ」というスローガンでした。
当時の国交相は前原大臣でしたが、彼が主張したのは八ツ場ダムをはじめとするダム建設の中止でした。
 
皮肉ではありますが、今回の東日本大震災では、民主党政権が主張した「コンクリートから人へ」が裏目に出た結果となりました。
 
まず、今回の津波で木造建築は全壊しました。コンクリートや高い防潮堤が建築されているところは津波の被害が少なかったということです。東京都では、スーパー堤防の予算が削られましたが、もし東京に津波に来たら悲惨な結果となっていたわけです。
 
また、原発問題で代替エネルギーの議論が盛んになっていますが、ダム建設で大部分の水力発電ができなくなっています。水力発電自体がエネルギーの1割程度なので、それほど効果はないとする向きはありますが、八ツ場ダムは、関東数県にまたがる水源であり、使い方によっては電力供給に使えました。
 
全国で140カ所以上の中止が、今後どう影響していくかは不明ですが、「コンクリートにも人命を守る機能があった」と認めるべきではないでしょうか。もちろん、建設目的が疑わしい箱ものが増えることは論外ですが、港湾や道路、ダム建設はインフラとなりますので、必ずしも無駄となるわけではありません。今回の震災を機に、見直しをはかるべきです。
 
そこで、本日は、建築学会の報告を転載します。
コンクリートが津波に強かった証拠になります。
 
転載始め

津波に強かった「1階吹き通し」再使用できるケース多く 建築学会が報告

産経新聞 4月24日(日)2時42分配信
 東日本大震災の揺れや津波で被害を受けた建物を調べた結果、1階部分が吹き通しになった「ピロティ型」の建物が、津波に強かったことが、東北工業大学の田中礼治教授らの調査で分かった。沿岸部では、ほとんどの木造家屋が流失している一方で、鉄筋コンクリート構造の建物の多くが再使用できる状態で残っていることも判明した。

 23日に大阪市内で行われた日本建築学会の「緊急調査報告会」で報告した。

 ■「ピロティ型」衝撃少なかった?

 田中教授らは、仙台市など宮城県の沿岸部を調査。田中教授によると、津波で木造家屋が壊滅的被害を受けた地域でも、鉄筋コンクリートの建物は、基本構造に大きな被害がなく、再使用できるケースが多かったという。鉄骨構造の建物も一部は残っていたが、基本構造が変形し、再使用は厳しい状態だった。

 1階部分が主に柱だけで構成されているピロティ型の建物が津波に強いことも浮かび上がった。堤防から数十メートルの場所で津波の直撃を受けながら流失を免れたケースもあったといい、田中教授は「1階部分に外壁がなく、津波の力を受ける面積が小さくなるためではないか」と分析している。

 ■「重さ」で耐えた鉄筋コンクリート建築

 また防衛大の多田毅講師は「鉄筋コンクリートの建物は、それ自体の重量が大きく、津波の力に耐えることができた」と指摘。鉄筋コンクリートの建物であっても、一部津波で倒壊した例があることについては「昭和53年に起こった宮城県沖地震などで基礎部分が変形していた可能性もある」と述べた。

 同学会は今後も被災した建物の調査を進め、地震や津波に強い建築技術などを政府に提言する方針


転載終わり
 
今回の震災を契機として、多くの湾岸都市を中心に、耐震強化がテーマとなります。
静岡県は、東から西まで全て海沿いであることや東海沖地震の発生が予想されています。
さらに、富士山の爆発も否定できません。
地震、津波、火山の爆発、それに浜岡原発を抱えているわが県では、防災対策が特に重要となります。
コンクリートは人命、財産、安全も守ることになります。
 
静岡県に限らず、日本全体で建築学会の提言を真摯に受け止めていくべきでしょう。
 
 
 
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