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JTRの自治体財政研究会

 2010-04-27

昨日から東京で日本税制改革協議会(JTR:内山優会長)の勉強会に行ってきました。
1月にも同じ内容の講義がありましたが、今回は2回目の参加です。二日間にわたる講義は密度が濃く、とても一回では消化しきれないほど充実しているので、今回も時間を作って参加しました。

様々な勉強をしましたが、今回一番腑に落ちた論点は「公」という考え方です。英語では、publicにあたります。もし公的セクターpublic sectorという単語を使えば、大体は政府や自治体を指します。よって、「公」というと官のことだとずっと思っていました。しかし、これは大変な間違いでした。真実は、「公」とは市民のことです。簡単に言えば民のことを指します。

日本では、「おかみ」意識が強いので、どうしても官僚主導の政治となってしまいますが、本来の民主主義とは、国民が主役なのです。よって、公園や道路などの公的性格のものは、確かに政府の資産に算入されますが、これは国民のものです。ある講師は、現在の日本は民主主義ではなく、官民主義だと言われていました。役人がいばっていて、税金をやたらと無駄遣いしていることを指します。

もちろん、優秀な官僚や役人がいることは事実です。ただ、真実は国民がたくさんの税金を納めているにも関わらず、日本の公的サービスは少しもよくなりません。それどころか、サービスの改善がなされていないにも関わらず、増税が叫ばれています。これでは意味がありません。国民は、税金を納めている以上、首長や国会議員の仕事をしっかりとウオッチしていく必要があります。そして、優秀な政治家とは、将来の税金=子供につけをまわさない仕事をした人です。どんぶり勘定による無駄な箱物をつくるのではなく、市や県の経済を活性化させて税収を増やし、そしてその果実を減税という方法で還元する。これが最も理想的な姿です。

JTRのエース講師の吉田教授が主催する公会計制度は、現在自治体に導入されつつあります。その心は、将来の税金を明確に示していることです。多少技術的ですが、普通会計だけでなく、上下水道などの公的サービスを含めた連結会計を導入し、その上でバランスシートを作成しなければいけないことを初めて知りました。吉田教授が手がけた自治体のバランスシート(=首長のバランスシートとも呼ぶ)によれば、明確に将来の税金が計算できます。詳細を知りたい方は以下のサイトと吉田寛著『公会計の理論』東京経済新報社を参照下さい。

http://homepage.mac.com/catallaxy/Personal37.html

会計とは、政治家の成果書みたいなものです。選挙によって選出された政治家が、いかに民から集めた税金を使って市や県、あるいは国のために役立つ仕事をしたかが問われます。

子供にツケをまわさないことを明言しているJTRでは、いかなる増税にも反対します。もし、極端に聞こえる方がいるとしたら、それは「公」に対する認識が官と混同しているからでしょう。本来なら、税金の使用法のコントロールは国民にあります。ここがもっとも大事な点です。

日本の財政赤字を懸念している政治家の中でも、子供のツケをまわさないために増税を主張している方もいますが、それは間違いです。そうではなく、子供にツケをまわさないためには、しっかりと将来の税金となる部分を算定し、それをいかに減らしていくかが大事です。いわゆる棚卸しです。これをやるだけでも相当違います。

別の方法もあります。今回はさわりしか紹介しませんが、PPP(公民連携)のように、公的仕事を民間が入札して行うケースが増えてきています。アメリカのサンディースプリングの事例が最も有名でしょう。これは別の機会に触れたいと思いますが、これをやることで相当の赤字削減ができる事例があります。日本ではまだなじみのない政策ですが、いずれ自治体が導入し、そして政府が真剣に取り入れれば日本経済復活にもつながります。やはり、官に任せるよりも、民の方が効率が良いということです。また、首長が必ずしも優秀な経営者ではない場合、PPPの方法を導入すればシティマネージャーというプロが経営を行う自治体経営も可能になります。

次回以降、準備が出来次第JTRレポートをします。

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