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深刻化する長江の汚染

 2010-09-04
シナのGDPが、とうとう日本を抜いて世界第二位となったことが報道されました。
しかし、この報道には落とし穴があります。冷静なシナの分析家は決してシナに対して楽観的な見通しを立ててはいません。一人当たりGDPで見れば、依然として日本の十分の一ですし、内陸部と沿海部の経済格差は広がっている一方です。
 
そして、私がシナの経済に対して最も懸念しているのが環境です。
毎年、春先になると大陸から黄砂がやってきます。今年は3月に大量の黄砂がやってきましたが、ちょうど街頭演説中でして、スーツの手入れに苦労したのを覚えています。黄砂と同時並行で進んでいるのがシナの砂漠化です。既に北京市まで50㎞のところまで砂漠化が進んでいるという報道をみたことがあります。これは、森林の乱伐や急激な工業化などが原因とされています。そして、河川の汚染は極めて深刻となっています。
以下の記事は、シナの情報が満載されている大紀元という新聞ネット版記事です。長江の汚染が深刻化していることが分かります。
これは、日本が1970年代に経験した公害とよく似ています。
水俣病、四日市ぜんそく、イタイイタイ病など、数多くの公害が確認され、化学系企業の公害対策費用はかさみました。しかし、日本は公害を克服し、環境先進技術を身につけています。今後、シナが同じ道を歩むことを考えれば、既に40年から50年遅れた経済体制だということは可能です。よって、GDPが世界第二位になったことでシナの行き過ぎた礼賛をするのは決して賢明なことではありません。下記の長江汚染の記事を見れば、この国はまだまだ発展途上の段階にあるということが言えます。シナが本当に先進国と言えるようになるには、環境問題を克服することが先決です。さらに、知的所有権や財産権をきちんと守ることもまだまだ確立されていません。法治国家では当然のことが行われていない以上、まだまだ先進国と認定することはできないでしょう。
 
かなり厳しい意見を書きましたが、それは日本のメディアの多くがシナ礼賛だからです。シナの暗闇の部分がほとんど報道されません。その意味で、大紀元のような新聞は非常に貴重な情報源です。
 
 
転載はじめ
長江の汚染ますます深刻、4億人の飲用水に影響=環境報告書『毒が長江に潜む』

 【大紀元日本9月3日】国際環境NGOのグリーンピースは先週、「毒が長江に潜む=長江の魚体内の有毒有害物質の調査」と題する報告書を公表した。中国最大の河川・長江の水質汚染の実態を明らかにした同報告書は、各方面の関心を呼んでいる。

 廃水210億トンが流入する長江

 華中一帯を流れて東シナ海に注ぐ長江(揚子江)は全長6300キロ、その流域にある186都市、4億5千万人の生活水の供給を担っており、上海市2千万人の市民の唯一の水源でもある。

 報告書の作成者は長江沿岸の重慶市、武漢市、南京市および馬鞍山流域で、現地漁民から提供された天然のコイとナマズを集めて、英国の研究測定機関に分析を依頼した。その結果、長江に生息するこれらの魚類から、異なる程度の環境ホルモンや重金属が検出され、水質汚染の影響を受けていたことが明らかになった。

 同報告書によれば、長江は全国で廃水の流入量が最も多い河川である。2008年度では、その廃水流入量が210億トンを超し、全国の廃水総量の30%を占め、そのうちの7割は工業廃水だ。それにより現在、長江は全世界において汚染が最も深刻な河川の一つとなっている。

 また、中国環境保護部の2006年度のある調査報告書によると、全国化学工業の企業2万社のうち、約1万社は長江流域にあるとされている。しかし、江蘇省の太湖の汚染対策に長年来取り組む民間の環境活動家・呉立紅さんは、実際の数は政府の公表よりもっと多いかもしれないと指摘する。

 呉さんは、中国は発展途上国として、汚染が発生してから対策を講じるというスタンスを取っているという。「太湖が汚染されたため、私たちは長江の水を飲用するように切り替えたが、長江の水もグリーンピースの報告書が指摘したような状態であれば、私たちに与える影響は非常に恐ろしい」と呉さんは話す。

 太湖の汚染について現地企業の廃水の責任を告発したため3年間も拘禁された同氏は、「環境汚染の分野も中国国内では敏感な話題になりつつあるが、一部の話題は、国内メディアは報道できない」とも話した。

 食物連鎖に遍在する環境ホルモン

 24ページに及ぶグリーンピースの同報告書によると、長江沿岸の各流域の最もよく生息する魚から、環境ホルモンであるノニルフェノール(OP)とオクチルフェノール(OP) や、持久性有機汚染物のパーフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)が検出された。また、一部の魚類からは、水銀、鉛、カドミウムなどの重金属も検出された。

 これらの有害有毒物質は魚介類などに累積されるため、これが食用されて人体に入ると深刻な健康破壊の原因となる。また、2001年から欧州連合に「重度な有害物質」と定められた環境ホルモンのノニルフェノール(OP)は、性の早熟化や精子の質の低下と数量の減少など、人体の発育と生殖系統に異常をもたらすとされている。

 同報告書の発表に対して、中国国営の新華社は、中国国内の有力研究機関の専門家を取材し、「英国の測定結果も、中国科学院水生研究所の測定結果も、長江の野生魚の環境ホルモンは人体に影響はないと示した」と報道した。国内メディアの多くも新華社の記事を相次ぎ転載し、消費者の不安を払拭しようとした。

 しかし、中国は環境の破壊を代価に経済の発展を得たと指摘する一部の専門家は、環境ホルモンや有毒重金属を含有する魚介類、牛、羊などが、長江のみに止まらず、黄河、淮河など国内の大きな河川、草原、高山までも大量に出現しているとみている。

 中国の食品安全問題を研究し、著書「民は何を食せばいいのか」の作者・周勍氏はBBCの中文ネットの取材に対し、中国西北部の大型河川・渭河の流域を数年前に現地調査した際の見聞を述べた。同氏によると、すべての支流口はまるで巨大な汚水排出口で、各種の工業廃水が絶えず渭河に流入しているという。

 河川に流入するこのような工業廃水には大量の有毒物質を含まれており、長江に生息する魚類から検出された累積性の環境ホルモンや重金属もそれを原因としている。その環境ホルモンや重金属に汚染された天然の魚介類が、食物連鎖によって食用されれば、これらの有害有毒物質も人体に入ることになる。

 グリーンピースの報告書の作成者・武毅秀氏によると、長江だけでなく中国の多くの河水およびその沈殿物から環境ホルモンであるノニルフェノール(OP)が検出されるとともに、四川省重慶市の生活飲用水からも同物質が検出されたという。また最近、他の研究によると、中国の乳幼児と児童の血液サンプルから持久性有機汚染物のパーフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)が検出されている。

 「天然魚は養殖魚より毒性が高い」

 中国国内では近年、養殖の魚介類を食さないほうがいいとの噂がある。その理由は、養殖用の餌には成長ホルモン、抗生物質、避妊薬を含まれているからだという。しかし、前述の中国の食品安全問題を研究する周勍氏は、「天然の魚介類は養殖魚より毒性が高い」と指摘する。

 その理由について同氏は、「養殖業者は魚の成長を早めるために餌に成長ホルモンや避妊薬を投入するが、過度摂取による損失を避けるため、これらの薬品の量を制限する。しかし、河川に流れ込む工業廃水の量は全く制限されていない」と説明する。

 中国の現行の汚染管理・監督体制では、有害物質である環境ホルモンは対象となっていない。水銀、鉛、カドミウムなどの重金属の汚染が監督体制の重点目標だが、その達成にはまだ程遠いと見られている。

 
(記者・駱亜、翻訳編集・叶子
 
転載終わり
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