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FRB副議長が金融バブルを懸念

 2010-10-12
FRB(米連邦準備理事会)は、バーナンキ議長が世界的に有名ではありますが、これから紹介するJ・イエレンも有名な経済学者です。イエレンは、バーナンキの低金利政策が金融バブルを招くことを懸念しています。この見解は、果たして今後のFRBの金融政策にどのように響くか、個人的には非常に興味を持っています。

転載始め

低金利政策で金融バブルの恐れも=イエレンFRB副議長

ロイター 10月12日(火)6時29分配信
低金利政策で金融バブルの恐れも=イエレンFRB副議長
拡大写真
 10月11日、イエレン新FRB副議長が、政策金利を低水準に抑えることは金融バブル発生につながる恐れがあると警告した。ロサンゼルスで3月撮影(2010年 ロイター/Mario Anzuoni)
 [デンバー 11日 ロイター] イエレン米連邦準備理事会(FRB)副議長は11日、全米企業エコノミスト協会(NABE)で就任後初となる講演を行い、政策金利を低水準に抑えることは金融バブル発生につながる恐れがあると警告した。

講演原稿で「緩和的な金融政策が、金融システム内におけるレバレッジ、および過度のリスク行動増大の火種となることは考えられる」と指摘した。

米FRBによる追加緩和策導入の観測が高まるなか、イエレン氏がこうした警告を発したことは、FRB内部にゼロ金利政策がはらむリスクに対する認識があることを示している。

イエレン氏はサンフランシスコ地区連銀総裁からこのほどFRB副議長に就任した。この日の講演では経済や金融政策の見通しには直接言及しなかった。また、バブル発生への警戒によりFRBが追加緩和策の導入を断念する可能性についても示唆しなかった。

転載終わり

上記の記事を見てわかるとおり、イエレンは具体的なアメリカ経済の統計や政策をみて話しているわけではないことがわかります。ちなみに、IMFのアメリカ経済見通しを見てみますと、2008年は拡張的金融政策でインフレ率(消費者物価年間平均上昇率)は3.8%、09年はマイナス0.3%、2010年見通しは1.417%となっており、決してインフレを懸念するほどではありません。バブルとなれば、当然消費者物価指数にも上昇傾向がありますが、2012年まで3%以上を超えるという予測は出ていません。むしろ、アメリカ経済にとって懸念されるのは失業率です。2010年見通しでは9.7%、2011年は9.6%となっており、8%台に下がるのは2012年になってからです。


アメリカ市場は現在、中古住宅市場の低迷によって不況風が吹いています。
果たして、この時期に金融バブルを指摘する必然性があるのか、はっきり言って疑問です。一般論として、低金利が金融バブルを招くならば、世界中の国が低金利状態なので、金融バブルが発生することになってしまいます。下図をご覧下さい。価格ドットコムより転載しました。


転載始め
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各国の主要政策金利の推移

2010年10月現在、銀行の定期預金は1年預けても、0.2%~0.6%程度です。
他の国と比較するとどうなのでしょうか。下のグラフで各国の政策金利を比較してみました。




転載終わり

グラフを見ただけではわかりませんので、実際にイエレンの講演原稿を読んでみました。
イエレンは、金融政策における監視の重要性を強調していました。金融市場は、とかく近視眼的になります。例えば、低金利政策では、短期的利益を求める投資家が借金をしてでも投資をする、いわゆるレバレッジを行い、投資を加速することになります。前回のリーマンショックでは、住宅投資が対象になりましたし、2000年代初頭にはIT(情報技術)が投資対象となり、実際にアメリカでは「バブル経済」となりました。イエレンは、「バブル」がはじけた後の政策を理解しながらも、できるだけ経済を抑制し、FRBは「物価の安定」と「雇用の最大化」を目指すことに力点を置いています。
よって、この発言は、マクロ監視政策(マクロプルーデンシャル)に関するものであり、現状分析とは異なると思われます。興味のある方は、下記に講演原稿を貼り付けておきましたので、じっくりお読みになることをお勧めします(但し英語です。量が多すぎて、翻訳する気力がうせます)。


イエレンの講演原稿 (FRBのHPより転載)
http://www.federalreserve.gov/newsevents/speech/yellen20101011a.pdf

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