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国債依存は困難?

 2011-01-25
野田財務相が、日本の財政事情に関して「国債に依存するのはもはや困難」と発言しました。
累積する公債残高や日本の財政状況を考慮すれば、確かに野田大臣の発言には一定の説得力はあるでしょう(下記のサイト参照)。
 
http://www.mof.go.jp/zaisei/con_03_g02.html (公債発行額の推移)
 
http://www.mof.go.jp/zaisei/con_03_g01.html (公債残高の推移)
 
 
そうであれば、民主党政権の経済政策は変わってくるはずですが、内容はどうでしょう。以下の記事を参照下さい。
 
転載始め

財政健全化が重要課題=国債依存「もはや困難」-野田財務相

野田佳彦財務相は24日午後、2011年度予算案の提出を受け、衆参両院の本会議で財政演説を行った。経済成長、財政健全化、社会保障改革の三つを最重要課題と強調。予算案と予算関連法案について「年度内に成立させることが必要不可欠」と訴え、野党側に審議への協力を求めた。
 野田財務相は、国内経済の現状について「失業率が高水準で依然厳しく、円高や世界経済の動向を注視していく必要がある」と分析。その上で、「デフレ脱却に向けて日銀と一体となって強力な政策努力を行う」との姿勢を示した。
 11年度予算案に関し、財務相は「経済成長と雇用など国民生活を重視し、新成長戦略やマニフェスト(政権公約)を着実に実施するもの」と説明。子ども手当の増額や求職者支援制度などを目玉施策に掲げた。
 国債発行総額が169兆円と3年連続で前年度を上回ることについては「国債管理政策を適切に運営する」と語る一方、「国債発行に依存した財政運営はもはや困難な状況」との考えを示した
 
転載終わり
野田大臣が本気で財政再建を考えるならば、子ども手当てや公立高校の授業料無償化を訴えるべきでしょう。
民主党政権は、一昨年の衆院選では財源はあると喧伝していましたが、結局なかったわけです。その結果、赤字国債の大量発行となりました。税収を大幅に超過する国債発行は、戦後では初であり、2年続けて赤字国債の「出血サービス」となったわけです。
 
野田大臣は、表向きは正しいことを言っています。
まず、デフレ脱却に向けて日銀と協力をしていくことを言及しています。実に正しい見解です。そうであれば、具体的にどの程度の金融緩和を行い、物価上昇率の目標を提示して政策を煮詰めるべきでしょう。
 
次に、経済成長と雇用、新成長戦略に関してです。本来ならば、財政再建の前に最優先するべき内容です。
しかしながら、目玉となる子ども手当ての増額や求職者支援制度にとどまっていることを見れば、内需に貢献するとは思えません。この財源は赤字国債によって賄われるでしょうから、財政は逼迫する可能性が高くなります。財政法4条国債(建設国債)よりも政府の経常支出を賄う特例公債(赤字国債)の割合が増えているのは大変気になるところです。よって、目玉政策をやればやるほど、特例国債の発行はしなければいけなくなります。それを回避するには増税しか選択肢がないというのが、財務省の本音ではないでしょうか。
 
それと、懸念されるのが借換債が莫大だということです。
 
 
財務省の推計では、建設国債の借換債は来年以降も増えるとの見通しです。
60年償還制度を見直す機運はまだ出ているようには思えません。
日本特有の制度であるだけに、そろそろメスを入れる時期に来ていると思えます。
 
野田大臣が本気で国債依存度が限界だというならば、実は目玉政策を撤廃させることが先決だということです。
子ども手当をはじめとした政策によって、自民党時代ではありえなかった大量の国債発行になっているわけです。野田大臣は、ご自身が発言されている内容をよく吟味されるべきでしょう。
 
 
満期がきても償還せずに、再び借り換えるために発行される公債。建設国債は、発行から60年かけて償還するという原則があるため、5年あるいは10年満期の建設国債を起債し、満期になったら5/60あるいは10/60を償還して、残りの部分を借り換える。その際発行されるのが借換債である。しかし昭和60(1985)年度以降、赤字国債の大量償還が始まったのに際して、それまで現金償還を原則としていた赤字国債でも借換債を発行することになった。平成19(2007)年度の国債発行計画では、建設国債および赤字国債の発行額が前年度より4兆5410億円減の25兆4320億円であるのに対し、借換債の発行額は8兆4561億円減の99兆8060億円となっている。また昭和60年度以降、国債の円滑な償還および借り換えのために、償還期間が1年以下の借換債である割引短期国債が発行されている。
( 神野直彦 東京大学大学院経済学研究科・経済学部教授 )
 
図によるイメージはこちら↓
 
 
 
 
 
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