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ユーロの足かせ

 2012-04-27
大不況の国際研究で知られている経済史家のB・アイケングリーンは、1930年代の大不況は金本位制が足かせとなって不況が深刻化したことを指摘しています。この論点は、日本では早稲田大学の若田部昌澄教授や学習院大学の岩田規久男教授が紹介しているので、ご存知の方も多いでしょう。

金本位制とは、金と通貨価値の兌換比率をもとにした通貨制度で、一種の固定相場制です。日本でも、金本位制に苦しんだ歴史がありますが、時の蔵相であった高橋是清による金本位制離脱、日銀の国債直接引受による金融と財政の一致政策で不況を克服しました。また、現在のFRBのB・バーナンキ議長は大不況研究の第一人者の一人で、1930年不況の実証研究より、金本位制を離脱した国から不況脱出が早かった指摘しています。前述のB・アイケングリーンは、「金の足かせ」という言葉を使いました。

このような歴史があるのですが、今ではユーロが経済の足かせになっている可能性があります。もちろん、ユーロはユーロ圏内だけでなく、国際通貨となっており、円やドルに対しては変動しますので、直接金本位制と比較するわけにはいきません。問題の本質は、ユーロ圏諸国の金融政策の自由度です。ECB(欧州中央銀行)が動かなければ、不況でも金融緩和を行うことができないことや、成長安定協定により財政が締め付けられており、ユーロ圏は身動きが取れない状態となっていると意味です。プリンストン大学教授のP・クルーグマン教授は、NYタイムズのコラムなどで堂々とユーロ離脱を口にしており、「ユーロの足かせ」という言葉まで使っています。

確かに、ギリシャやスペイン、イタリアの状況を見れば、ユーロ離脱という話が出てきてもおかしくはありません。この論点は、HRPニュースファイルでも紹介しましたので、J・フランケルの記事と共に下記にリンクを貼っておきます。興味がある方はご覧ください。



J・フランケル EU離脱なしのギリシャ救済は本当に可能か?ダイヤモンドオンライン

HRPニュースファイル177 日本政府よ ギリシャのデフォルト危機を救出せよ
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    大不況の国際研究で知られている経済史家のB・アイケングリーンは、1930年代の大不況は金本位制が足かせって不況が深刻化したことを指摘しています。この論点は、日本では早稲田大学
【2012/04/27 11:01】
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